わが子の「自ら学習するくせ」を育てる 親の上手な「促し方」 定価1300円+税
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★本のまとめはこちらです!
Are You HAPPY? 1月号に掲載されました!
全国 38都道府県、118の図書館で蔵書されました ※2020年1月4日現在
カーリル [地域の図書館検索サイト]
本が紹介されました!
◆ダ・ヴィンチニュース 読みたい本がここにある
1人でも多くの子供達が、一つでも多くのご家庭が笑顔になれれば嬉しく思います
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「将来 何になりたい?」
一度は子どもに聞いたことがあるはず
幼児であれば、保育園や幼稚園に通園している頃ですね
純真無垢に「ラグビー選手になりたい」「花屋さんになりたい」
子ども達は笑顔で答えてくれます
ですが、現在AI・ロボット化の発達により
今ある職業の半分が無くなってしまう可能性が言われています
将来、自分の子どもが就きたい職業や仕事に就けないばかりか、
生活していくにも希望を持って働けなくなるかもしれません
今までは時代の流れも緩やかだったので職業自体が無くなることも
少なかったのですが、現在は急速に進む時代変化になっています
お母さん、お父さんが進んだ進路や考え方が通じない時代になっていることを
いち早く認識して、お子さんの将来や進路の参考にしてみてください
親の私達が小学生の頃、
小学 6年生の時「将来の仕事」についてどんな風に感じていましたか?
私は「宇宙船のパイロットでした」
しかし、現在その職業にはついていませんw
でも、それは悪いことではありませんよね
その時、私の世界感が「宇宙」に関連した職業だけだった、ということです
社会経験もなく、10年前に比べ急速に変化している今の時代に
小学生に大きな視野で「職業」や「仕事」を考える、というのは
本当は非常に難しいことなんです
【注意点】
将来なりたいものを特定することで、目標が定めやすくなります
目標が定まると行動に移せるので親はサポートしやすくなります
しかし! この「なりたい職業や仕事」は小学生にとって
親が思っているほど具体的な目標ではありません
また目標の前にそもそも何故、その職業や仕事をしたいのか
目的が明確でないため、後々親の想いと子どもの成長による変化がぶつかります
子どもがどんな食べ物が好きで、
どんな音楽が好きで、
どんなスポーツが好きで、
どんなアニメが好きかなど、
普段生活の中で子どもを見ていたらわかると思います
では、それはなぜ好きなのか?
理由は人それぞれ だから
子どもも一人の人間です
子どもに「なぜ?」を問うことが非常に大切
「理由を問う」ことで子ども自身が考えるきっかけになり、
より深く具体的に考えようとします
子どもの話をよく聴くことという事は
子どもに「より深く、具体的に考えさせるきっかけを与える」ことです
※聞くと聴くの違い
聞く…物音を聞く 話し声が聞こえる
聴く…子どもの話を聴く 国民の声を聴く
注意深く(身を入れて)、あるいは進んで耳を傾ける場合に「聴く」となります
子どもが「○○をやりたい!」と言い出すことがあります
例えばラグビーをやりたい!と言って
親はラグビー教室に入れたとします
でもレギュラーになれず、試合にも出れない状態が続いたらどう感じますか?
アルアルなのですが、
親と子どものフィルターがギャップを産んでいることが多いです
親 ⇒ ラグビー選手になりたいんだ
子ども ⇒ みんなと楽しくラグビーをしたいだけ
親は 先入観でレギュラー選手 ⇒ 試合とイメージ
子どもは ラグビーを通してみんなで楽しむことが何よりも大好き
ラグビーというスポーツそのものではなく、
この子どもは「協働して何かをすることが楽しい」と感じていることに
親が気づければもっと子どもの世界を広げることができます
学校なら生徒会活動やクラブ活動などの協働作業は
社会では欠かせない大切な能力です
だから推薦入試で内申点の加点がされます
親の先入観は一旦外してよく観察してみてください
例えば漢検
合格出来ると、その子どもの「成功体験」になります
1度や2度不合格でもコツコツ諦めずにやればできる、
成功体験の積み重ねが強い継続意欲になります
私の指導では必ず「なぜ?」を問います
どうしたら間違えやすい漢字をマスターできるようになるか?
こればかりはその子どもによってマスターする方法が変わります
なぜ間違うのか? 似ている漢字と混同しているから?
漢字の意味が理解できていないから?
自分で原因を考えて改善策を考え行動してみるという習慣が
その後の成長の伸びしろを大きく増やします
親御さんのほとんどは少なからず「他の子ども」を気にしています
○○くんは算数のテストで満点だったけどうちの子は80点だった
○○ちゃんは自治体の市長賞をもらった
など無意識に子どもを比較しています
他の子どもと比較して、
親が、自分達のほうが優位だと周りの人間から認めてもらい、安心したいためです
これを「承認欲求」と言うのですが、
比較した結果、劣っているように感じる場合もあるので、振り回されます
比較することをやめれば、自然と否定しなくなる
つまり、優劣ではなく今の状況を認める勇気を持つこと
これができると物事や状況を冷静に尚且つ、
客観的に見ることが出来るようになります
実は大人の世界でも同様で
他人と比較することより、自分はどうしたいのか?
正直になる方が良い方向が見えてきます
中学校に入学すると
部活を選択する、
生徒会の活動を選択する、
受験する高校を選択する、
など具体的に自分の進路を「選択する」機会が迫ってきます
その選択をより良くする為には
日常生活で「納得して自分で選択する」ことの
「難しさを教える」ことと「体験させる」ことが必要です
子どもの将来には多数の進路があるはずで、
親の人生ではありません
いきなり「進路を考えろ」、「将来、どうするんだ」と言われても
子どもは進路や将来について考える練習(選択)もなしにできなくて当然です
ご家庭で中学入学と同時に
自分の意思を持って選択することの難しさと
考えさせる練習と経験を積ませてあげてください
例えば家族で夏休みの旅行に行く時、
どこに行くか、
何をするか、
何のために、
どんな交通機関やルートを使うか
子どもに旅行の企画を作ってもらってください
たくさんの選択肢から選択することの難しさや
意思決定をする訓練には最良です
企画が出来上がったら考えたことを褒めたうえで
家族で話し合いながら企画の修正をし、楽しい旅行に出かけてください
提案の練習や当初の計画から計画修正があった場合には、
計画を見直すことの大切さが良い経験になります
最後に
いかがでしたか?
親の子育てのゴールは
子どもが自分の力で生きていけるようになること
良い学校でも、高偏差値でも、良い会社でもありません
子どもが「自分らしく」「楽しく生活」が出来る
自律した大人になれば、こんなに素晴らしいことはありません
つまらない承認欲求のために振り回されたり、
他人の評価やひと目を気にしていると
自分らしさが失われてしまい、子どもの持ち味が消えてしまいます
子どもの将来の選択は
大学受験や就職活動だけではありません
就職した後も転職、結婚、出産、子育てと
ライフスタイルが変わる時に必要になります
-おしまい-
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