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執筆者の写真みれんぎじゅく

★男の子と女の子、どちらが大変?(前編)【幼児・小学生のママ向け】


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★本のまとめはこちらです! ブクペ 著者まとめ

Are You HAPPY? 1月号に掲載されました!

全国 38都道府県、118の図書館で蔵書されました。※2018年12月3日現在 カーリル [地域の図書館検索サイト]

本が紹介されました!  ◆ダ・ヴィンチニュース 読みたい本がここにある

1人でも多くの子供達が、一つでも多くのご家庭が笑顔になれれば嬉しく思います。

男の子女の子、どちらが大変ですか?

あるお母さまから立ち話で聞かれた質問です

一般的に知られているのは…

・しつけの難しさ ⇒ 男の子 ・身の心配 ⇒ 女の子 ・コミュニケーションの難しさ ⇒ 小学校入学までは男の子、小学校高学年以降は女の子 ・自尊心の発達 ⇒ 女の子

もちろん、子供の個性によってかなり変わってきます

でも、接し方には ポイント があります

男の子と女の子とでは、脳の発達の順序が違う

最近の脳科学研究では脳の発達順序が男女によって違うことが分かってきました

さらに脳の異なる部位が異なる順序で発達します

このことから、男女の学習能力の伸ばし方も変える必要があります

この違いを知っておくだけで子育ての大変さが劇的に変わるだけでなく、

お子さんの才能を効果的に伸ばすことが出来ます

現在まで男の子よりも女の子のほうが発達が早い!」

というイメージが広まってますが…

正しくは「発達の順序と部位が違う」です

女の子は口が達者だったり、文字の読み書きを覚えるのが早いのはこれが理由です

また、本を読むことが好きなのも女の子が圧倒的に多いです

社会の日本地図や地名の位置をすんなり覚えるのが得意なのが男の子に多いです

男の子のほうが地図を見る力があり、道順を覚えるのも早い

大人だと車の車庫入れが、男性のほうが得意な理由です

男性と女性とでは、空間認知に使われる脳の部位が異なります

例えば、算数・数字を現実の具体的事例に置き換えるなど…

「女性が現実的だ!」と言う言われ方をするのもこれが理由の一つです

男の子はこういった具体的な現実の置き換えをめんどくさがり、あまりしません

そもそも男の子と女の子では、学習のアプローチの仕方が変わります

男の子に比べて、女の子のほうが「聞く力」があるそうです

これは、聴覚・聴力の優劣ではなく、「聞こえ方(認識の仕方)」に違いがあります

実際にあった学校に寄せられた保護者からのクレーム話ですが

(念のため、私ではありませんよ)

例えば学校の先生がテスト時に教壇で貧乏ゆすりをしていた時、

そのゆすっている音は男の子には何も感じていなくても、

女の子にとってはとても耳障りな雑音に聞こえることもあります

また、思春期を迎えた女の子に父親はそんなつもりは全くないのに、

「お父さんはいつも怒鳴る!」と言うのも

女の子は「耳が敏感」な理由ですので注意してください

女の子を叱る時は「冷静に静かに叱り」男の子の場合は「ハッキリ叱る」

海外の研究で赤ちゃんに、スマホとママと同年代の見知らぬ女性を見せたとき、

どちらに反応を示すかの実験では、

男の子の赤ちゃんはスマホに興味を持ち

女の子の赤ちゃんはママと同年代の女性に興味を持つ傾向が分かったそうです

つまり、女の子は生まれつき人の顔に興味を持ち、

男の子は生まれつき動くモノに興味を持つことがわかりました

理由は、目の構造の違いにあります

人間の網膜には、動きと方向の情報を集める「M細胞」と、

質感や色の情報を集める「P細胞」があります

M細胞の情報は、大脳皮質内の空間関係と物の動きの分析をつかさどる部位へ、

P細胞は質感と色の分析をつかさどる部位へ、それぞれ別の経路をたどって送られます

そして、男性の網膜にはM細胞が分布しているのに対し、

女性の網膜は主にP細胞で占められていることが分かっています

(もちろん、個人差はあります)

このことから、男の子は動くものに自然に目がいき、

女の子は人の顔に自然に目が行きます

以上が前編の男の子女の子の脳の発達順番や時期、部位の違いでした

英才教育で脳の発達準備が出来ていない時に無理やり学習させても

効果があるのと、ないのとがこれでわかると思います

その子供によって男女だけでなく、個人差で脳の発育順序や時期である

「その時」が違うので当然なんです

あまり他の子供と比べずにご自分のお子さんと

真正面から向き合えば自然に伸びてきます

○○ドリル、○○学習法、○○進学塾もお子さんのタイミングに合えば効果があるでしょう

しかし、お子さんの「その時」は実はお母さんが一番近くで見ているんです

是非参考にしてみてください

次回後編をお楽しみに

-おしまい-

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