いつもご覧いただきありがとうございます。
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私の塾や小中学校での講師経験、我が家での実体験から子供たちに
とても良い効果があった実例や方法をご紹介しています。
アマゾンの書評コメントに素敵な評価を頂きました!(クリックすると大きくなります)
引用・掲載:Amazon トップカスタマーレビュー
この本では最後に読んだお母さん、お父さんへ宿題が出されています。 その一つが上記のようなアウトプットです。 是非、ご家庭で取り組めそうなこと、実践したことをお聞かせください!
ブクペにも著者まとめを載せてありますので是非、ご参考にしてください。
1人でも多くの子供達が、一つでも多くのご家庭が笑顔になれれば嬉しい限りです。
お近くの「未来屋書店」さんにも並んでいます! ■■■■■■■■■■■■■■■
今回は嬉しいことがあったので特別記事をご紹介します。
今週末に秋(10月)に実施された漢検(漢字検定)の試験結果が送付されてきました。
試験結果直後はいつも神経を使うのですが…
今回、7級を受験したお子さんの中に 3度目の挑戦をした女の子(小4)がいました。
前 2回はあと一歩点数が足らず(点数にして 1桁)悔しい思いをしてきました。
試験結果を受け取った前 2回の時に私は次の言葉をかけました。
私: 「今回、せ~いっぱい頑張って力を出し切ったけど、今のお気持ちは?」
女の子:「悔しい~」
私: 「では、どうしましょう?」
女の子:「もう一度挑戦しても良いですか?」
私: 「もちろんです!ただし、先生から一つ提案があります」
【私の提案】「漢検の学習はもちろん続けますが、本は読み続けること」
女の子:少しニコッとして「はい。」
この時、彼女が私から言われたことをどこまで理解していたかはわかりません。
では、なぜ?私が「本は読み続けること」と提案したか、
彼女は本がとても好きでマンガから少し難しい本までジャンルを問わず読む子でした。
前2回の試験結果分析を見て私はすぐに気がつきました。
それは彼女の「補完能力の高さ」
もともと彼女は感性が豊かなタイプで、本を読み終えた時の感想を聞いていても楽しかったです。
試験の分析結果では前 2回とも、読み・漢字選びはパーフェクト!
同字の音訓読み・画数・漢字と送り仮名・じゅく語作りもほぼパーフェクトという強さがありました。
反面、対義語(反対の意味を表す言葉)、同じ読みの漢字がすごく弱く本人も苦手意識がありました。
つまり、彼女が本を読む時は漢字を読んでいるのではなく
本に入り込んでいるタイプだったのです。
よって習っていない漢字や分からない漢字があっても前後の文章から自分で補完して読んでしまう。
これは彼女にとって最強の強みです。
実際、これまで彼女ほどの補完能力の強い子を私は今まで接したことがありませんでした。
彼女のこの強みは続けることでさらに強く磨かれて、きっと将来に役立つ能力になることが
容易に予想出来たので「本は読み続けること」と提案しました。
漢検の学習では前 2回を一緒に振り返って
同じ読みの漢字、漢字の書き取りを中心に進めました。
「えっ!対義語(反対の言葉)は?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、
ほどほどにしました。
実際、今回の試験でも平均点の半分しか得点できていませんw
理由は2つ!
理由の1:苦手意識が強い部分は合格という結果が後押ししてくれる
理由の2:3度目は合格してほしかった
理由の1は合格すれば苦手だけど苦手な部分も少しやってみようかなと考えるようになる。
理由の2は小学生は 4回目の挑戦まで気持ちがもたない。点数を確実にとる。
力がありながら 3回目の挑戦のお子さんは初めてだったこともあり、
実は今回、私が今までで一番ドキドキした試験結果でした。
女の子はニコニコで「合格した~!」と報告に来てくれました!
私の塾では恒例ですが「ハイタッチ!」
そして、女の子の口から
「対義語がやっぱり全然ダメだったからもう少しちゃんとやりたいです!」
この言葉を聞いた時は嬉しくて泣きそう(陰で少し泣いたw)になってしまいました。
ここまで塾の運営を続けてきて嬉しかったことの 3本指に入ります!
彼女はわずか 10才という若さで
・3回挑戦した粘り強さ
・好きな読書をしながら諦めなかった
という 2つの大きな経験を手に入れることが出来ました。
思い返せば途中で「無理」と言う言葉を聞いたことは一度もなかったです。
この経験や事実は彼女の成長に役立つことは間違いありません。
ちなみに、合格後のお話し合いで女の子は次回、
自分の学年より上の級に(私の塾では「飛び級」と呼んでいます)挑戦することになりました。
次回をお楽しみに♪
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