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執筆者の写真みれんぎじゅく

★小学生に人狼ゲームをやらせてみた結果


いつもご覧いただきありがとうございます。

今年の夏も塾では夏休み人狼教室を開催いたしました。

また、小学校での出張人狼教室を今年も開催することができ、大盛況でした。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

小学生向けの人狼教室を始めてから今年で 4年という事もあり、

参加してくれたお友達の中には「前にも参加してくれた人~?」と

質問すると半分くらいのお友達は手を挙げてくれるほどまでになりました。

今回の記事はそんな小学生版人狼教室が

今の小学生達に役立つようになった話しをご紹介したいと思います。

人狼ゲームをご存じない方はインターネットで検索してみてください。

【きっかけ】 ある会社の新社会人研修のご相談を受けていた時、

「新人向けの何か良い研修はない?」と取締役から伺いました。

※取締役は私が長く社会人研修講師をしていたのをご存じでした。

ただ、私にとって良い研修?があまりにも漠然としていたので、

取締役に「○○さんにとって良い研修ってどんな研修ですか?」と質問をすると、

取締役:「最近の新人はとにかくリアルなコミュニケーションが苦手。

うち(会社)は個人のお客さん商売だから基本はお客さんの目線だったり、

気持ちを察するスキルが必要なんだけど…どうも苦手な子が多い。」とのことでした。

そこで、私は新社会人向けに人狼ゲームを改良したものを研修で行いました。

【結果】 大盛況!

「人と話すことがこんなに楽しかったのは初めて」

「面と向かって人が思ってることを推察しながら話したの初めてです」

「話相手の役(キャスト)が自分の推察とあっていた時は嬉しかった」など

数年後、この新人さん達はお客さんと話すことだけでなく、

社内の人とのコミュニケーションに活用するなど、

今では管理職として活躍されている方もいらっしゃいます。

取締役の後日談:社内の話しが見えるようになった。(報・連・相)

若い社員から新しい企画や販促アイデアが出てくるようになった。

【では、どうして小学生に?】

その頃、社会人向けの研修と同様に、

小学生向けの出張教室で「お金の教育」の講師で小学校に携わっていました。

学校は小・中・大規模校と実は多様な形態が存在します。

小規模校でも上級生や下級生、隣のクラスでも知らない子や

話したことがないお友達も多くいます。

最近の小学生に多いのが大人や知らないお友達と話すのが苦手。

話す機会が少なければ相手に自分の思っていることや気持ちを伝える機会も少ない。

近年はスマホに慣れてしまっている子供達が多く、

リアルなコミュニケーションが苦手なお子さんも多いです。

実際に講師をしていても子供達は人の話を聞く・聴くが苦手かな~?と

強く感じていました。

そんな電車で移動していた時(何も考えずボーとしていましたW)、

新社会人の研修で役立った、人狼ゲームが頭に浮かびました。

「小学生でやったら同じような効果が確認できないかな?」

と思って始めたのがきっかけでした。

ところが…

【非常に苦戦した小学生版】 ・苦戦1:嘘を見破る(嘘をつく)という言葉がつかえない! ・当然です。小学生は先生や親から「嘘はいけません!」と教えられます。

・苦戦2:漢字が難しい ・そもそも大人の心理カードゲームなので習ってない漢字ばかり。

・苦戦3:小学生には抽象的なゲーム ・ゲームをもっと分かりやすくしないと子供達は何を話していいのか、かわからない。

他にも多数ありましたが、上記3点は致命的でした。

悩んだ回数(恐らく1000回越)は覚えていませんが、それでも諦めきれずに続けました。

回を重ねて開催していくなかで少しづつ改良すると、

上記 苦戦 3点に明るい兆しが見えてきました。

【改良点一部抜粋】 ・改良1:分かりずらい言葉は小学生に分かる言葉に全て変換した。

・改良2:1年生でも読めるように全部送り仮名をつけた。

・改良3:内容そのものや表現をドンドン変えた。

すると

【大盛況!効果は子供達が教えてくれた】 ・限られた時間内のゲーム説明も小学 1年生が理解できる内容になった!

・他学年の知らないお友達と話せるようになった!

・次回参加する時はこんな工夫してみたい!と主体性が見られるようになった。

・ゲームの中の配役で配役通りの役割が出来て嬉しかった!など

・自分に対して満足感や達成感を得られる姿が見られるようになった。

やり始めた当初からは想像・想定を超える効果が

ゲーム後のアンケートのコメントに書かれていました。

因みに私の人狼教室では全参加者にアンケートを記入いただいています。

フリーコメント率は 90%以上と通常のアンケートでは考えられない記述率で

最近では目を通すのに時間を必要とするまでになりました。

今では子供達から「来年もやるんでしょ!?」「来年は○○がやりたい!」、

PTAの方からも「来年もお願い出来るんですよね!?」とお声がけいただけるなど、

本当に嬉しい限りです。

やってることはカードゲームですが、

実際に体験した子供達自身が効果を教えてくれています。

そしてアンケートをもとに今でも更に改良し続けています。

今も昔も子供達は群れて相手の顔を見て遊ぶのが好きなんです!

今では子供達それぞれが子供たちなりに人狼教室から多様なことを学んでいます。

いつまで続けられるか分かりませんが、

子供達にとって必要がなくなる世の中が来るまで続けていきたいと考えています。

次回をお楽しみに♪

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