・ いつもご覧いただきありがとうございます。
新学期が始まりましたね。
今回は小学生の検定試験についてお話いたします。
目次
○検定試験は必要?
○検定試験の学習方法を間違えると逆効果!
○検定試験をお子さんのものにする3つの学習法
★検定試験は必要?
検定試験なんて合格しても受験に関係ないじゃん!
具体的に何の役に立つの?
そう思われているお家の方やお子さんも
多いと思います。
こちらをご覧ください。
【重要】 現代は資格社会ともいわれており、
資格があると
推薦・AO入試の出願条件、一般試験の一部免除など、
入試優遇制度が受けられます。
【入試優遇制度とは】 大学・短期大学・高等学校・中学校・中高一貫校など、
一般入試、推薦・AO入試において得られる、
各優遇措置や評価制度のことです。
入試優遇制度は
年々導入校が増加しているため、
今後は小学生の頃から
検定資格を取得する癖をつけることはとても重要です。
★検定試験の学習方法を間違えると逆効果!
上記で検定試験の合格が
入試の合否判定に使われていることに
驚いた方も多いと思います。
ただ残念ながら検定試験には合格級というレベルが
あり、細かい能力レベルがあります。
当然、上位級になればかなり難しいです。
そうなると、お家で取り組むだけでは
なかなか上位級合格を取得できずに途中で
断念することも…。
また、日々の学校の勉強や宿題、習い事などで
時間的にも勉強の労力や集中力も
検定試験だけに集中することは
かなり難しいのが現実です。
特に2017年度(2017年4月~)は 新学習指導要領に切り替わっているため、 小学3年生以上は授業のコマ数(週1コマ)が増えています。
さらに、すでに進学塾に通塾しているお子さんは
塾の宿題も膨大なので毎日が必死で
とても検定試験どころではありません。
検定試験合格は
お子さんの将来のステップには
とても大きいメリットである反面、
旧型の入試に合わせて学習を進めているご家庭には
取り組み難いのが現状です。
あれも、これもとなるとお子さんがパンクするだけでなく、
知識を詰め込むだけという危険があります。
★検定試験をお子さんのものにする3つの学習法
1、検定試験合格を目指すのなら小学生から
小学生で学年級合格(自分の学年)を目指すと復習にもなり、
試験慣れや自信を育むメリットがあります。
ただし、上記でも触れたように
習い事が多い場合は不向きです。
小学校入学と同時に他の習い事や
学校の授業や宿題量と照らし合わせて
お子さんと話し合って目指しましょう。
2、暗記や解き方はNG!
塾では最低限の暗記や解き方は教えますが、
いわゆる○○算などは教えません。
理由は簡単、暗記や解き方を覚えると
時間が経つと必ず忘れる。
塾では子ども達に立式の意味、漢字の意味、
日常の使われ方、文章への活用例を本や辞書で
確かめることに重点を置いています。
意味を理解していると…
子ども達が言うには、
検定試験会場で後回しにした問題も
「神がおりてくる!」が多いそうですW
脳科学の難しい話はしませんが、
脳にしまってあった引き出しから
引き出せたのでしょう。
これがないと上位級挑戦になると
突然、点数が伸びない!
つまり、なかなか問題が解けないので
合格が難しくなってきます。
ちなみに最低限の暗記とは単位とか部首のことです。
3、インプットとアウトプットでセット
日々の学習がインプットですが、
その活用の一つが検定試験でのアウトプット
という事を間違えないようにしてください。
お家でも常日頃、お子さんに
日常生活で例題を小さいアウトプットとして
取り組むと効果的です。
塾に通うお子さんの話ですが、
お子さんはゲームが好きで
ゲーム中に
「この漢字なに?」と
お母さんに質問しました。
お母さんは「部首は?」と尋ねると
お子さんは「けもの(獣)へんだから動物?」
お母さんはここで初めて「狐(きつね)だよ」と言って
辞書で確認させたそうです。
これは事前にお母さんにお話しして、
答えを直接教えたり、「辞書を引きなさい!」と
言わないようにアドバイスしていました。
しっかりご家庭で実践していただいている
良い促し方の一例です。
★まとめ★
〇検定試験は習い事や学校の宿題量が少なければ迷わずチャレンジ!
〇検定試験の学習方法は暗記をしない!
〇3つの学習法
1、検定試験合格を目指すのなら小学生から
2、暗記や解き方はNG!
3、インプットとアウトプットでセット
検定試験合格はお子さんにとって大きなメリットがあります。
お子さんやご家庭の状況と照らし合わせて
お子さんにとって何が優先すべきことなのか、
よく話し合って挑戦してください。
次回をお楽しみに♪
宿題をしないお子さんに悩んでいる方、
検定試験を上手に活用して
お子さんの得意を伸ばしたい方、
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